2015年9月1日火曜日

西荻飲み

 
 友人万貴ちゃんと、西荻の見晴料理店へ。

 万貴ちゃんは、元は吉祥寺のハバナつながり。
 
 彼女は普段は東京にいないけれど、こちらに仕事で出てくるときに時折連絡をくれる。

 飲むペースも量もちょうど良く、とても貴重な飲み仲間。


 彼女がつくった自作の器の本が、またとてもいい。

 滋味深い器の写真たちと、その器にまつわる、静かな、心を打つ文章がそれぞれに添えられている。




 わたしは万貴ちゃんという人物が単純に好きで付き合ってきたけれど、この本を読んでさらに好きになった。
 
 わたしが最初のデモテープをつくったときのような、説明は付かないけれども自分の中のあふれる何かがかたちになりたがる、そんな感覚を思い出す。

 そんなふうに、その本についての話もしながら、あれこれいろんな話をしているうちにあっという間に夜は更け。

 見晴料理店の料理は、ひとつひとつ、とても繊細で味わい深かった。

 ハバナの常連さんもその後偶然二組現れて、わー、となった。

 ハバナがなくなって困るよね、その後どこに行っているの?という会話を、ハバナがなくなって以降、いろんな人と何度交わしたことか。

  
 その後、あと一杯飲んで帰ろう、と、三人灯へ。

 三人灯の料理人の彼も、ハバナで時々会うひとり(彼の仕事終わりの深夜限定)。

 メニューにはハバナで影響を受けたという品も入っていて、らっきょうもその影響で漬け始めたという。

 お店はなくなっても、その精神は、いろんな人のいろんなかたちに繋がって行っているんだなあ、と感じたよ。


 そんなある日の西荻の夜。

 

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