息子が生まれてから、2才頃の卒乳までは、彼がオッパイを飲みながら眠ってしまうまで毎晩寄り添い(ときに自分も添い寝落ち)、
卒乳後は、寝る前の絵本(彼は"ねるえほん"と呼んでいた)を読んであげながら、彼に寄り添う。
そんなふうに、彼が眠る前のひとときに毎晩ずいぶんと時間を割いてきたものだけれど、
小3くらいからは"ねるえほん"が必要なくなり、
"寝る前のぎゅー" だけで良くなった。
これは寝る前に、ぎゅーう、と愛情を込めて、夢の世界に送ってあげるだけ。
眠る前の儀式が、やっとこさ、ずいぶんと短くなったものだ。
小4になっても、"寝る前のぎゅー"はまだ絶対的に求められるのだけれど、
最近は、ぎゅー、にプラス、
昔読んであげていた「寝る前のお祈り」
をときどきオマケで唱えてあげることもある。
ルドルフ・シュタイナーの、
「母が幼児に向けてするお祈り」
というもので、
「光があなたに注がれますように」
から始まる、短い詩。
息子はこれを聞くととても安らぐようで、
安心して眠りにつく。
「あの詩を読もうか?」
と聞くと、いつもうれしそうに、うん、という。
今日は、その詩を読んであげた後、
息子が、
ぼくも詩を読むよ、と言って、
お布団の中で、今日学校で覚えたふたつの詩をソラで読んでくれた。
「星と太陽」
「春のうた」
どちらもとても素敵な詩だった。
眠る前の彼に、逆に読んでもらう日がくるとは。
ケルルンクック。
明日は吉祥寺ハバナムーンでライブです。
息子は一夜、夫にまかせて、
のびのびと歌います。