2012年11月29日木曜日

曼荼羅→オクワ酒屋→ハモニカ


  久しぶりの吉祥寺曼荼羅でのライブ、どうもありがとうございました!

 主催のハローテキサス三好さんは、表参道でビンテージTシャツ屋さんを営みつつ、音楽をこよなく愛するいい方でした。

 福岡史朗&フリルは、わー!といいたくなるほどかっこよかった。

 あのぶれないかっこよさはほんとすごい。

 シビれた〜


 わたしのコーナーは、ギターを丁寧に弾くことと、

 歌を丁寧に歌うこと、

 に、ともかく集中していました。


 ライブ後は、聴きに来てくれていたハバナの木下さんたち、福岡さん、ベースのミワさんと「オクワ酒屋」さんに飲みに行き(すごくいいお店だった)、

 終電で福岡さんたちが帰った後もわたしたちは飲み続け、

 途中からいせやで働いてるコテちゃんも合流し、

 最後はオクワ酒屋のご夫婦も一緒に飲んで、

オクワのご夫婦、木下さんとコテちゃん、マキちゃん
 
そのままみんなでハーモニカ横丁へ流れる…

 という、またもや朝までコースの飲みになってしまった


 ともあれ

 楽しかったな


 ありがとう!

 

2012年11月20日火曜日

一筆書きで綴る長い夜


 ビューティフルハミングバードのホールコンサートに行って、

 全身でマイナスイオン的音楽のシャワーを浴び、

 帰りにいい気持ちで吉祥寺の闇太郎に寄って、

 熱燗とおでんでちょっとだけ飲んで帰ろう、と思ってたら、

 近くで歌っていたという笹倉くんが合流して、

 闇太郎でしばらくおちょこを交わし、

 そのまま「一杯だけ寄ろうか、」とハバナムーンへ流れて、

 そしたらライブ後のスーマーさんがいて、

 わいわいやってたら楽しくなっちゃって、

 深夜にまた歌いはじめ、

 ちょいと一杯のつもりが結局また朝まで、、、


 と、一晩のことを一筆書きふうに綴ってみた。


 
 翌日は当然廃人のようになってました、、、

 もうあんなに飲まないぞ、

 と翌日は毎回思うのだけれど。


 
 

2012年11月18日日曜日

音楽とことば


  
 わたしの作品で残っている一番古いものは、

 たぶん3,4才の頃の自作の歌の、母親が録ってくれたカセット音源。

 な、み、だ、が、ポロポロー、

 というフレーズを何回も繰り返す歌。


 
 そして小1くらいから自作の絵本をつくりはじめる。

 「チコのたんじょうび」

 という、"チコ"という飼い犬が、

 今日は自分の誕生日なのに家族のみんなは誰も気付いてくれないなあ、というところからはじまり、

 でも結局、それは家族のチコへのサプライズのお話になっていく。


 "チコ"シリーズはその後たぶん何作か作ったと思う。



 その後、小3くらいから

 「いたずら4人組の冒険」

 など、冒険ものをつくりはじめ、

 
 小5くらいからは、

 「ポーコちゃんの参観日」

 「ポーコちゃんとロートくん」

 など、

 8つ下の弟とわたしの間に巻き起こる、

 ちょっとしたエッセイ風お笑いネタのミニ絵本に変わっていった。

 (弟は幼い頃、"ともこちゃん"が言えず、わたしのことを"ポーコちゃん"と呼んでいた)

 

 そして中学に入ると、

 学校の実在の先生や架空の刑事さんや生徒を織り交ぜながら、

 ときおり挿絵も入れつつ、

 普通のノートにちょっとした探偵小説を書き進めていた。

 それを近しい何人かのクラスメイトに見せると、

 わたしも登場させてくれ、だの、

 挿絵のかっこいい刑事さんとわたしをくっつけてくれだの、

 リクエストが増し、

 そのリクエストもぜんぶ取り入れつつ、身内が喜ぶミニ大衆小説となっていった。


 中2くらいには、

 片思いのクラスメイトと結ばれる妄想がふんだんに折り込まれた、

 「乙女どおり夢どおり」

 という超ド級恥ずかしタイトルの、上下セットのマンガ制作に夢中になって取り組んでいた。
 
 
 そして中3くらいの頃に、

 教科書に出て来た高村光太郎の「レモン哀歌」という詩に心を揺さぶられ、

 その詩をまるまるソラで言えるほどに暗記する。

 そうして自分の中の、詩のようなことばがうまれはじめる。

 
 高校生の頃には世の中で短歌が流行り、

 それに触発されて自作の短歌をたくさんつくって、

  "マイ短歌集"

 をワープロで和紙に印刷し、一冊にまとめたりしていた。



 そして上京後、

 通っていた専門学校のそばを流れる、

 ときおり死体も浮くという噂のドブ川をテーマにした、

 どよんとしたサイケな詩に変わっていく、、、
 
 
 卒業後、大失恋の後に、

 哲学めいた世界にひとり勝手に没頭し、

 そんなことばや絵を書き連ねていく、、、



 こうして振り返ってみると、

 わたしの核となっているのは、

 ずっと、

 ことばと物語と感情、

 なように思う。

 
 音楽とメロディは、
 
 それはいつでも当たり前にわたしの中にあり、

 取り立てて注目するものでもないくらいに、

 自然にわたしの一部。


 
 ことばは、

 自分の感情が揺れ動いたときに現れる美しい現象。

 とくに、日本語はとても繊細で美しいと思う。
 
 それを受け取る人たちの感性も。


 
 わたしは、

 ことばを本当に大切にしたいと思う。

 メロディと当たり前のようにリンクして、

 魂が震えることばを常に紡ぎ続けたいと切に思う。



 けれども曲を作り続ける中で、

 それを死守し続けたいという姿勢とはうらはらに、

 ずっともがき続けることになる。



 あの頃は自由で孤独で、それはそれでまたよかったな、

 と時々おもうときがある。

 
 もうことばの泉は枯れちゃったんじゃないかな、

 と思うことがある。


 
 けれども、

 つくり始めたからには、

 
 つくり続けるしかないのです。



 永遠に、もがき続けながら、

 魂が震える瞬間を探す旅。


2012年11月16日金曜日

録音4日目


 入間でアルバム録音の続き。


 今日はお昼前からドラムをどしどし叩いた。

 ぜんぜんうまくないし、
 
 ヨレヨレなんだけれど、

 ドラム叩いてるときって、ほんとたのしー。

 あーたのしー!!


 
 そしてギターを入れ、歌を入れ…

 としてるうちにいつの間にか夜になり、

 集中力ももう限界、というところで、

 予定ではもうちょっとやることあったのだけど、

 今日の行程はもう終わりにして、

 笹倉くんちにある食材で簡単にスパゲティをつくり、

 ふたりで飲んで終わり!


 飲みながら、笹倉くんのジェームステイラーのギター技を聴いて、

 その完コピのすごさ加減に笑ったり。

 
 そんな感じで、楽しい録音はまだまだ続きそう。



 というか、

 1日3曲くらいはガンガン決めて行きたいのだけれど、

 ひとりでがっつりいっこいっこやってると、

 集中力的に、1日1曲半が限度だなあ。。


 

 
 

2012年11月12日月曜日

未来劇場公演

 
 劇団未来劇場の公演初日を観に行って来た。


 わたしが19年前くらいに所属していた頃公演していたお話の再公演。

 ところどころ脚本も変わっていて、また新鮮に楽しませてもらった。


 驚きなのは、その頃活躍していた女優さんたちが、

 19年後も変わらずピカピカで、スタイルもそのまま美しいということ。

 もはや、妖怪の域では、、、と笑っちゃうほどに。


 公演後に亜土さんとも少し話せて、

 「鬼子母神の稽古場の物干し台(屋根の上のベランダみたいな場所)でイノトモがギター弾いてたのをときどき思い出すよ〜」

 と言ってくれていた。

 亜土さんもあの頃とまったく変わらないので、

 やはりパワーのある人はずっと若いのだなあ、と思った。


 わたしは劇団員の当時、亜土さんの家によく泊まらせてもらったり、ライブにあちこち連れてってもらったりと、すごくかわいがってもらったのだが、

 いつも一緒にいながら、

 太陽のような人だなあ、と、そばで見ていた。


 エネルギッシュで明るくて、いつもなにかにワクワクしていて、

 深夜になるとしっぽりと、FMでジャズを聴きながら毎晩絵を描いていた。


 とにかく刺激を受けまくりの日々だったな。


 感謝。


 
 未来劇場の公演は、今週いっぱいやっているようです〜。

 大人な世界でした。
 

 

 

2012年11月10日土曜日

かんたんギター教室

 
 11月スタートのかんたん弾き語り教室、いい感じにはじまりました。

 
 秋なので、秋のうたも取り入れつつ、

 ギターが完全にはじめての人にもかんたんに弾けそうなアレンジにして、

 leteの美味しいハーブティーも頂きながら、

 楽しく一緒に歌ってます。


 日曜クラスの方はもう定員ですが、

 土曜クラスはまだ若干空きがありますので、

 もし興味のある方は来月からでもぜひ。

 
 お問い合わせはleteまでどうぞ♪

 http://www.l-ete.jp/yamabiko/letenobunkou-inotomo.1211.html


 

2012年11月8日木曜日

奥深い録音の後、味わい深いお弁当

  
 
 入間の笹倉くんスタジオでアルバムレコーディングの続き。
 

スタジオのキッチンから見える緑。

  こつこつと。
 

 

 今回はムコハン平泉光司がディレクションしに来てくれたので、
 いつもの自分のやり方じゃないアプローチから、自分の歌に向き合いながらの録音だった。奥深い。

 笹倉くんはそれをいつものように静かに見守ってくれてる。


 そして息子の方はというと、

 ご近所のお店「長男堂」にお願いしておいて、

 下校後、私たちが迎えに行くまで長男堂で過ごさせてもらった。

 
 録音を終えて迎えに行くと、

 なんと、お土産。

 パパのぶんとママのぶんの、奎の手作り弁当を作らせてもらっていた!

 

 預かってもらったうえに、こんなうれしい計らいまで。

 胸がいっぱいだー

 ありがとう、長男堂。。

 
 腹ぺこだったので、
 
 帰ったらすぐさまいただいた。

 奎のはじめてのおにぎり、はじめてのスクランブルエッグ。キャベツのサラダは本人がときどき作るもの。おまけの肉団子は長男堂から。
 



 こんなにうれしいお弁当は初めてだ。


 今日録音してきた音源を聴き直しながら、

 味わい深い夜を過ごしている。


 

2012年11月5日月曜日

ゆめいろワルツ


 NHK Eテレ(教育)の「おかあさんといっしょ」の、
 
 "月のうた"コーナーに書き下ろした新曲「ゆめいろワルツ」が、

 11月〜12月の2ヶ月間の予定で放送されています。

 
 夏のある日、

 番組スタッフの方から直接依頼をいただいて、

 渋谷に打ち合わせに出向いた。
 
 依頼してくださったそのプロデューサーの熱海さんという女性は、

 大学の頃からわたしの歌を聴いてくださっていたらしく、

 そんな話もうれしく聞かせていただきながら、

 曲のイメージを聞いてスケッチブックにメモをしていき、

 なんだかとってもわくわくした。

 
 このわくわくの感覚があるときは、曲ができるのがとても早い。

 相手の持っているイメージにリンクして、わたしの中でひろがる感じ。

 そんなワクワクに胸をときめかせながら、

 打ち合わせの帰り道、どんどん曲のイメージが浮かんで、

 歩きながら、信号待ちをしながら、スケッチブックに書きとめた。

 
 そうしてその日のうちにまるまる書き上げた曲が、「ゆめいろワルツ」。


 その後いくつかのやりとりを経て、曲を短くしたり、歌詞を多少変えたりはしたけれど、

 わくわくはずーっとその中に流れていて、

 とても楽しい作業だった。


 アレンジと演奏は、

 大好きで安心な栗コーダーカルテットにお願いして、

 栗原さんとのやりとりも、

 栗コーダーとの録音も、

 最高に楽しかった。

 さすがの人たち。


 そして、歌を歌いに来てくれたおにいさんおねえさん。

 番組でみるそのまんまの、超さわやかな方々でした。

 いつも忙しいだろうに、ずっとにこにこで、若いのにすばらしいなあ、と、心で拍手。


 その録音のときに、

 絵はこの方にお願いしようと思ってます、

 と、熱海さんにみせていただいた清川あさみさんという方の絵本がとても素敵で、

 できあがりを楽しみにしていたのだけれども、
 

 今日、

 テレビではじめて出来上がりをみて、

 その素敵な仕上がりに、感動。

 曲のイメージが、

 映像のおかげでさらにふくよかにやさしくキラキラになっていて、

 じーん、とした。


 素敵な仕事に関わらせていただいて、

 どうもありがとうございました。


 これから12月までしばらく、

 楽しませていただきますね。