2011年9月27日火曜日

競争


 競争が苦手なのは子どもの頃からで、

 まず短距離走は、パン!というピストルの音と、それに伴う瞬発力と全力疾走の雰囲気が心の底から苦手で、

 もし選べるならば"障害物競走"など、なんか網くぐったりハードル飛んだり指定の人を探しに行ったりする、気がほぐれるやつの方がだんぜん良かった。

 というか、できるだけそういう類いから遠ざかりたいために「放送係」とかに逃避したかった。競争せずに放送だけしていたかった。

 ちなみに、ドッヂボールもかなり避けたい授業だった。

 ボールで誰かを狙い打つなんて。

 そして打たれるなんて。

 打たれるのが怖くて逃げまどい、

 結局最終的に一番狙われるひとりになってしまう恐怖も、何度か苦々しく味わった。


 そして当然、"頭脳的な競争"にももちろん弱く、

 小学六年生の頃に親が私立女子校にわたしを入れるために通わせた"能開ゼミ夏期講習"もわたしにはかなり合っていなかったし(でも気付かずおとなしく通っていた)、

 その後の模擬試験なども、ボンヤリキャラのわたくしにはとても場違いだった。

 けれどもそれにも気付かないほどのぼんやりぶり。

 そして最終的に、胃けいれんをおこした。

 本人が気付かないので、身体がSOS信号を出したのだ。
 

 胃けいれんを起こして吐いて入院してはじめて、

 親も子も、「これはほんとうに無理だ」、と気付いたのだ。

 それくらい、無理なのだ。

 
 そんなわたくしが、生き馬の目を抜く(古い表現?)東京シティ(これも古い)でのんびりと暮らしている。

 競争はナシに。

 歌だけで。

 まわりはみんなやさしいし。


 たぶん大人になれば、

 自分の好きな環境を自然と選べるのだろう。

 いや、こどもの頃の経験も、たぶん必要だったのだろう。

 ほんとうに自分に合った環境を自分で選ぶために。


 結局はどんな体験も、"あり"なのだね。

 

2011年9月25日日曜日

少年野球→ギター教室

 

 息子の少年野球チームの試合を応援しに行った(息子は始めたばかりでまだ試合には出られないけど)。


 少年野球、見ていて心が大変。

 息子のチームの応援はもちろんだけれど、

 相手チームの子たちも、おんなじくらいの少年たち。

 試合をしてる子たち全員を応援してしまうので、

 勝ちとか負けとか、

 そういうのがつらい。

 エラーとかヒットとか好プレーとか三振とかそういうの両チーム分、

 両方の視点で感じてしまって心がたいへん。

 あ、高校野球とかもわりにそうだな。ほとんど見ないけど。


 これで息子が試合に出たりしたらもっと胃が痛いんだろうなあ、

 と、

 競争とかがもっぱら苦手なわたくしは思うのでした。

 はあ。

 でもみんなみんながんばってて素敵でした。


 そんな大変な心の動きのあと、

 午後はleteで本日スタート(3クール目Bチーム)の弾き語り教室。

 今回のチームもまた違うバイブレーションを感じます。

 これからが楽しみ(プレッシャーも大きいのだけれど…)。

 わたしもがんばります。

 

2011年9月20日火曜日

勝手にウッドストック2011

 


 勝手にウッドストック。

 今年もさいこうだった。

 なんていいイベントなんだろ。

 出演者の人たちも、お客さんも、お店の人たちも、スタッフの人たちも、みんな近い。

 
 わたしのステージでは、

 ギターの塚本くんと、ピアニカ前田さんに手伝ってもらいました。

 ふたりともさすがの素晴らしい演奏。いつもありがとうです、ほんと。


 夏の終わりの歌をつくったので、それも歌いました。

 まだせみたちは鳴いていて、

 空は青くて、

 みんな笑っていて、

 じーんとしてしまった。


 ステージ後は、あとはもう飲んで笑って踊って、

 いつものように満喫。


 途中、ワインをごちそうしてくれた人たち、どうもありがとう!!
 (ハッチェルさん先導のもとにお邪魔させてもらいました)


 友部さんと少しだけゆっくりお話できたのも良かった。

 友部さんって、ほんとうにきれいな目をしている。

 
 ほかにも、たくさんの人たちとしゃべり、笑い、音楽に浸り、最高に楽しい時間でした。


 こんな空間を作り出してくれているバンバンバザールはじめスタッフの方々に感謝。

 みんなを笑顔にするための縁の下の仕事は、ほんとに大変だと思います。

 お疲れさまです。

 天国をつくる人たちですね。



 音楽や笑顔や喜びのパワーは、

 イベントが終わったあとにもまだつながっていて、

 みんながそれぞれの場所に持ち帰って、

 そしていつしかそこらじゅうを明るく満たしていくエネルギーになる。

 そうして世の中がまあるく幸せになっていくといいですね。


 どうもありがとう!

 

2011年9月14日水曜日

どんぐり舎

 
 
 西荻窪の、わたしの好きな喫茶店。

 コーヒーが美味しい。

 居心地が良い。


 帰りにいつも、誰かにあげる用と自宅用に、コーヒー豆を買って帰る。

 黒くてつやつやしてて、美しくて、いい匂いがする。
 
 

2011年9月13日火曜日

空に落っこちる

 
 夕飯後のお月見二日目。

 昨日原っぱに寝っころがって草がちくちく痛かったので、

 今日は敷物持参。
 

 昨日のおだんごやさんは、今日はもう売り切れだった。

 
 広い原っぱで、息子とごろんと仰向けになって夜空を眺める。

 風がそよそよ通りぬけてゆく。
 
 お月さまはまだ昇ったばかりで、仰向けだと視界には入らない。

 空にはほそぼそとした星と、ハケでさーっと塗ったような薄い雲が少し。


 息子は、

 「空に落っこちそうでこわい」

 と言う。

 昼の空も夜の空も、

 ごろんと仰向けで見ると、

 落っこちそうでこわいのだそうだ。

 彼に言わせれば、とくに昼。

 追いかけっこなどで転がったときなどに感じるそう。

 知らなかった(大人は追いかけっこでひっくり返ったりはしない笑)。

 
 そう言われて、仰向けのまま改めて夜空を眺めると、

 地球に背中をくっつけて、

 宇宙を見下ろしているような気持ちになった。

 
 なるほど、ふうん!


 空に落っこちそう。


 わたしはそのまま寝転がったり月を見たりして過ごし、

 息子は夜の原っぱをぐるぐると走り回っていた。

 
 お月見満喫。

 
 

2011年9月12日月曜日

まるくてやわらかくてあったかい

 
 夕飯後、息子とふたりで近くの広い公園にお月見に。


 通りすがりの小さな和菓子屋さんがまだ開いていて、

 80円のしょうゆだんごを2本買うことにした。

 お財布を開けると、一万円札しか入っていない。

 「大きいのしかないのでスーパーで買い物してくずしてきますね」と言うと、

 お店のおじさんは、

 「お代は明日でいーよー」

 と、通りすがりのまったく見ず知らずのわたしに、おだんごを2本包んで渡してくれた。

 昭和的(笑)。

 
 ありがたく受け取って、もちろんすぐにスーパーへ行き、

 買い物して小銭をつくって、代金を渡しに戻った。


 そしてお礼の意も込めて、

 一本だけ残っていたしょうゆだんごももらうことにしたら、

 さらにもう一本、あんこだんごをおまけしてくれた。

 親切すぎる。


 公園で、まんまるい月の光をたくさん浴びて、

 おだんごをいただいた。
 

 とてもやわらかくて美味しいおだんごだった。
 

 まるくてやわらかくてあったかいきもち。

 

2011年9月9日金曜日

散歩

 
 少し過ごしやすくなったので、

 朝の散歩再開。


 早朝、わー過ごしやすい、秋てき〜、と思って、

 いそいで家の仕事を片付けて歩きに出ようとすると、もう10時くらい。

 この時間になると9月の太陽はまだ力強い。

 過ごしやすさは早朝だけのよう。


 でももう散歩モードなので、

 無理矢理出る。

 
 井の頭公園は、ぐるりとまわるのにちょうど良い。


 へとへとにならない程度に歩けて、

 そして、詩的。


 歩きながら、

 いろんなことばが通り過ぎてゆく。

 書き留めるかどうかは、

 あとでコーヒーを飲みながら。


 コーヒーを飲む場所は、

 公園のベンチとか、

 公園入り口のアイスクリーム屋さんとか、

 またその近くのスターバックスのオープンテラスとか、

 その日によって違うんだけれども、


 少し時間を間違うと(お昼くらいになっちゃうと)、

 スタバのオープンテラスは、

 いせやのもくもくの煙りと、

 となりのチチカカのお香漂う、

 なんともいえない空間となることが判明。

 
 おー。


 やはりもっと早めに行動しよう。

 
 でも、それぞれの時間帯、

 それぞれに、通り過ぎる人を見るのはおもしろい。
 

2011年9月7日水曜日

ハナレグム

 

 本日発売のハナレグミnew album「オアシス」に、児玉奈央ちゃんとイノトモで4曲コーラス参加させてもらいました。


 タカシくんと最初に会ったのは、たぶん、CMの仕事(タカシくんとイノトモの2バージョンだった)で、台詞を録音する際にスタジオですれ違ったときなのですが、

 そのときわたしはお腹がおっきくて、すれ違うときに、

 「良い子を産んでね~」

 てきなことばをかけてもらった。


 そんなことたぶん彼は覚えてなくて、

 でもわたしはハナレグミ(だったかスーパーバタードッグだったか)が好きだったのでうれしくて、

 わーい、良い子を産むよ~、

 とほくほく思ってました。


 それからたぶん数年、

 イノトモのアルバムもプロデュースしてくれた惣一朗さんのつながりで、いつしかつながったような気がします。


 そうして、国立での彼のひそやかなライブや、吉祥寺での幻の"ただの飲み会"(わたしと佐野史郎さん主催)などでの交流がありつつ、

 普段はとくにふんだんなやりとりはないのだけれど(わたしは日常によく彼のアルバムを聴いていますが)、

 今回、新しいアルバムの録音に呼んでもらって、純粋にとてもうれしかった。


 録音は、タカシくん(たち)の手作りスタジオ。

 エンジニアは、イノトモのアルバムも一緒に作ってくれたナカムラヒゲくん。

 ディレクターは、くるりの時にお世話になった高橋太郎さん。

 そして、一緒に歌った、はじめましての児玉奈央ちゃん。

 わおー。

 めっちゃ楽しかったです。


 タカシくんには、全身からあふれる歌とリズムと魂があるのです。


 そばで彼の生歌を聴くといつも思うけれど、

 声が、すごい。

 全身が共鳴して、ぶあーっとなる。


 わたしの尊敬する音楽家のひとりです。


 ハナレグミ。

 ハナレグむ。

 ハナレグめば。

 ハナレグもう。


 なんつて


2011年9月3日土曜日

三鷹でライブ

 
 三鷹のバイユーゲイトで、中野督夫さんのライブにゲスト参加させていただきました。

photo by /蒔田さん thank you!


 督夫さんは大先輩なのに、

 いつも気さくで楽しく、

 会うとうれしくなる。

 
 ライブもとてもおもしろくかっこよかった〜

 
 ライブ後、督夫さんのお知り合いの人形師のミネチャンが似顔絵を描いてくれました。


とくおさん、イノトモ、店長上田さん
 
 みなさんと楽しく飲んでしゃべって帰りました(深酒はしませんでした笑)。
  
 

2011年9月1日木曜日

ふにゃふにゃ

 
 息子(9才)に、

 「ママと結婚して〜」

 と冗談で言ったら、

 即、断られた。
 

 「ボクは、ママみたいな頭ふにゃふにゃじゃなくて、頭の良い人と結婚する」

 と。


 頭ふにゃふにゃ…

 ママってそんなにフニャフニャかい…?