2007年5月31日木曜日

ダスト・トレイル7

 GOING UNDER GROUNDの河野丈洋さんに誘われて、彼のイベントで歌ってきました。




 はじめましての村上ゆきさんも、久しぶりのHARCOも、とても素敵だった。そして、河野さん(みんなジョーくんと呼んでいる)の歌も、とてもいい歌だった。

 いいイベントに呼んでくれてどうもありがとう〜〜。

2007年5月29日火曜日

レコーディングの続き。

 おととい録音したギターや歌を直したり、ピアノを重ねたりする。

 今回のアルバムは、エンジニアの中村ヒゲくんとふたりで作っている感があるなあ。




 夕方、ふたりで気晴らしに散歩したら、夕やけがきれいだった。

 スタジオが麻布なので、高層ビルを背にした、都会の、夕やけだった。いいものみたな。

 

 

2007年5月28日月曜日

松倉さんとハッチェルさん

 お昼過ぎに、松倉さんとハッチェルさんが来た。

 8月にわたしたち3組で歌う企画のチラシを作りに来たのだ。松倉さんは、赤いバラをお土産に持って来てくれた。ハッチェルさんは、ハッチハッチェルの明日発売のアルバムをお土産に。

 こないだは、3人で営業した。

 今日は3人で我が家のイラストレーターを使ってチラシを作るのだ。

 3人がああでもない、こうでもない、と、代わる代わるパソコンの前に座り、あれこれいじる。そのうち、それぞれの役割が決まってくる。おい、フォント班、頼むぞ、とか、おい、色担当、代わってくれい、という具合だ。


 
 途中、いろんなくだらないことでゲラゲラ笑う(フォントの文字が変、とかそういうので)。


 BGMは、ハッチェルさんのニューアルバム。最高。



 途中、ひとりでやった方が早いんではないか、という意見も出る。この要領の悪さに、ちょっと気付いてしまったようだ(笑)。

 でも、これで、いいのだ。

 これが、今回のわたしたちの企画なのだ。

 ああ今日もひと仕事した。

 松倉さんは今頃スヤスヤ眠っているだろう。そしてハッチェルさんもまた、たぶん早くからごきげんに飲んで、今頃もう、ごきげんに眠っているだろう。

 

2007年5月27日日曜日

レコーディング

 新しいアルバム用のレコーディングを始めて、もう一年くらい経つ。

 スタジオが空いている日をお借りして、エンジニアの中村ヒゲくんとわたしの予定が合うときに、ぽつ、ぽつ、と録音していたら、いつのまにか、一年経っていた。締め切りがないって、こういうことね。

 今日のレコーディングは、ベースの中條さん(シアターブルック、COUCH等)と、ドラムの小島くん(COUCH)に手伝ってもらった。

 バンド感のある曲にしたいな、と思ってふたりのリズム隊を呼んだのだが、わたしは小島くんに"もっとシンプルに"とか"おかずはほとんどいらない"とか"フロアタムは叩かなくていい"とか"入りのとこのシンバルはなくていいね"とかいろいろ注文し、どんどんそぎ落として、後でよく考えると、当初考えていた"バンド感"のことを忘れていたな、とちょっと反省。でも、小島くんはさすが、すんなりといろんな注文を受け入れてくれて、安心な演奏をしてくれた。

 中條さんの演奏は、いつもの素敵なナカジョー節満載で、もうクラクラしっぱなしだった。3曲も弾いてもらった。


 ふたりが帰ったあとに少し歌の直しをして、今日のところは終了。続きはまた後で。


 そんな感じで、ものすごいゆっくりペースですが、録音は着実に進んでおります。
 

 

2007年5月26日土曜日

BYG

 京都のこじまいづみちゃん(ex.花*花)が渋谷のBYGに歌いに来るというので、これは応援に行かねばなるまいぞ、と、前々から予定を空けてあったところに、せっかくなのでイノトモも歌ってえや〜、と誘ってもらい、ありがたくギターを抱えて歌いに行った。




 彼女は妊娠三ヶ月。つわりとかもあるだろうけど、たぶん、歌うたいとして、とても、いい歌が歌える時期だと思う。お腹にひとつの命を宿してるときの歌って、すごくすごくパワフルで、やさしくて、すばらしいものだと思う。わたしも、奎がお腹にいるときのひとつひとつのライブがとてもいい時間だったのを思い出す。すべてに感謝したくなるような。泣きたくなるような。

 そんな彼女の今日の歌はまさに、ひとつの命を抱えて、より愛がこもった、よりパワフルな、よりやさしい、歌だった。

 どうもありがとう。感動したよ。

 明日はレコーディングなので、後ろ髪を引かれながらも早めにBYGを後にした。

 家に戻ったら、息子とムコハンはスヤスヤ寝ている。

 そのふたりの寝姿がそっくりで、笑ってしまった。同じ方向を向き、同じ腕を曲げ、もう片方の腕を同じ方向にのばしている。こっちに行け!というふうに。ふたりして笑。

 そして、パソコン机には、朝、息子がベランダでなにやらムシッ、ムシッ、とむしっていた、もみじの葉っぱが散乱している。これにも、笑える。


 ああ、幸せだ。


 今日も一日、ありがとう。

 

2007年5月21日月曜日

営業

 わたしがよく行く近所の、五日市街道沿いにある喫茶店darchaでは、ときどき夜の密かな集まりがあり、その中にはなぜだか歌を歌う人が多く、誰かが歌い出すと、自然とほかの誰かも歌いはじめ、誰かが小さなおもちゃピアノを弾き、誰かがギターを奏で、誰かがハーモニカを吹き、誰かが勝手にハモリ出す、といったふうな、自然発生的な素敵な音楽の世界になる。とても自然に、歌ったり、笑ったり、踊ったり、静かに聴き入ってしまったり。
 
 そんな時間が大好きで、そんな時々のdarchaの夜が楽しみなわけなのだが、その中のメンバー、ハッチ・ハッチェルさん、松倉如子ちゃん、そしてイノトモの3人で、五日市街道を勝手に盛り上げる企画ライブを、ご近所さんのスターパインズ・カフェでやらせてもらうことになった。

 そこで松倉さんが思いついたのが、協賛店募集。吉祥寺の、五日市街道近辺のお店に、チラシの裏に広告を載せます、と声をかけて、出資してもらった広告料でチラシ3,000枚の印刷代をまかなおう、というもの。

 それはいいアイデアだね、そうしよう、とハッチェルさんもわたしも同意。

 それならば3人で近所のお店に営業しよう、ということになり、今日のお昼過ぎ、darchaに集まった。

 さて行こうか、といいつつ、darchaでのんびりおしゃべりしたりする。

 知らない人に広告出してもらうなら、なにか3人の資料があったほうがいいんじゃない、と提案すると、うむ、それは確かにそうだ、という話になり、出かけるどころか、そこから3人でわたわたと資料を作りはじめる。松倉さんは3人の音源を入れるためのCDRを買いに走り、ハッチェルさんは、手書きでイベントの趣旨と、3人のプロフィールを書いてコピーに走る。わたしは、広告料なら領収書があった方がお店の人が安心だろう、と、領収書を作り、CDを焼く。そして連絡先の名刺を手書きで作る。完全な見切り発車、そして、完全なアナログ、そして、完全な不器用さ。これ、たぶん手ぶらでお店を回ったら、完全にあやしい3人組としか映らないだろう。

 まずは、たまたまdarchaにお茶をしにきていた「jingle jungle」の店長さんに持ちかけてみる。

 最初はあまりの3人の怪しさに、検討するね、と答えてくれていたのだが、しばらくして、いいわよ!広告出すよ!と気前良く広告料を出してくれた。

 わーい!なんて懐の広い。そしてノリの良い。そして、幸先の良いスタート。

 みんなで盛り上がる。

 そんな景気づけも手伝って、3人で街に繰り出した。

 とりあえず目についたところに、やみくもに入って営業。

 3人が代わる代わる。

 そうして、古本屋のすうさい堂さん、沖縄料理のニライカナイさん、音楽スタジオのGOKの近藤さん、が、気前良く賛同してくれた。

 わたしは時間のリミットがあったので途中で抜けたが、その後はふたりで闇太郎とミケルズスタジオをゲットしたらしい。

 もちろん断られたところもあったけれど、かなり貴重な体験だった。いろんな人と触れあえたし。

 営業。

 緊張するけど、楽しいね。

 
 ちなみにその営業がんばってるライブの詳細はコチラ笑↓

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8月7日(火)吉祥寺スターパインズ・カフェ

出演:松倉如子/ハッチェル特急楽団/イノトモ
前売り¥2,600/当日¥2,900
19:00スタート

お問い合わせ
喫茶darcha
http://www.h6.dion.ne.jp/~darcha/
       
スターパインズ・カフェ
http://www.mandala.gr.jp/spc.html

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※松倉さんのブログにその様子の写真がのってます↓
http://ameblo.jp/yukiko-m/

※ハッチェルさんのページはこちら↓
http://officebarbecue.com/
 

2007年5月20日日曜日

快晴

 朝から最高にいい天気。五月って感じだな。

 朝の快晴っぷりに、起きるなり外に出たくてウズウズし、朝ごはんを公園で食べよう、と、バケットを切り、コーヒーをポットにいれて、じゃがいもを適当に料理して、8:00過ぎには息子を連れて三角公園に出かけた。

 公園で食べる朝ごはんの気持ち良いこと!






 息子は、朝ごはんもそこそこに、走り回っている。

 わたしは、ごろんと寝転んで五月の緑を吸い込んだり、本を読んだりする。






 息子はそのうち友だちをみつけて川遊びをはじめ、これは長くなりそうだなあ、と思いながら放っておいたら、しばらくして、ビショヌレで戻ってきた。川に落ちたらしい。

 これはちょうどいい。着替えにいったん帰ろう、と説得して、長丁場のための座布団を取りに家に戻った。ついでにお昼のお弁当も買った。万事OK。

 公園に戻ってさらに腰を落ち着けて、15:30過ぎまでのんびりした。本を読んだり、偶然会った知り合いとおしゃべりしたり、ときおり四ツ葉のクローバーを探したり、ザリガニ釣りをしたり。




 夕方には、友人が友だちを連れて遊びに来るというので、急いで買い物をして、急いで酒のツマミを作った。

 そら豆のゆでたの、スライストマトのネギシソのせ、鶏の照り焼き、ほうれん草の白和え、ズッキーニのソテー、チャナ豆とカボチャとブロッコリーをクミンとターメリックで炒めたの、それからそうめん。

 よく遊び、よくしゃべり、よく飲んだ。

2007年5月19日土曜日

今日も飲んでるよ


 
 いやァ今日も飲んじゃってるね、うふふ。

 昼は、寺尾紗穂さんのレコ発ライブにムコハンがゲスト出演するので、7th フロアにリハだけ見に行った。寺尾さんのピアノとうた、ほんとに良かったなあ。心に沁み入る感じ。リハなのに、泣いちゃったよ。本番見てたらたぶん号泣だ。ムコハンのうたも、もちろん良かった。

 本番までいると息子が眠くなっちゃうので、夕方には息子とふたり、吉祥寺に戻った。

 すぐに家に帰る気は毛頭なく、ハモニカ横町をフラフラ、適当に目についた店に入り、ちょいと一杯。息子には雑炊。飲みながらわたしはそこにあった雑誌をのんびり読み、息子にはそこにあった漫画「コボちゃん」を与える。漫画などまだ読めないだろうに、息子は「コボちゃん」を見ながらゲラゲラ笑っている。なにかツボがあったんだろうか。そうしているうちに、歌うたいの松倉さんから連絡があり、いつものdarchaにハッチェルさんといるというので、darchaに移動。

 darchaで松倉さんやハッチェルさんや店主のナオちゃんと話しながら飲んで、帰宅。

 息子を寝かし、また、飲む。

 楽しいねえ。
 
 

2007年5月17日木曜日

雨上がり

 今日の雨上がりは、最高にきれいだった。

 息子を園に迎えに行くちょうどその時間帯、ちょっとひるんでしまうくらいのザザ降りで、その豪雨の中、おニュウのレインウエア上下を自慢げに着て、自転車に乗った。

 集中豪雨のようなひどい雨の中、園に着いて息子を迎え、ちょっとおもしろいくらいの雨だよう!と言いながら、息子を自転車の後ろに乗せた。

 走りだすと、日が射して来た。みるみるうちに空は晴れ、でも、すごいザンザン降りのまま。わあ、すごい天気雨だ〜〜、と言いながら、天気雨って、お願い事が叶うんじゃなかったっけ、と、とくにその確信もないまま適当に、

「天気雨って、お願い事が叶うんだよ〜、なにかお願いしてごらんよ。」

と息子を促すと、

「えっと、夏に、してください!」

と自転車の後ろで言っている。それは無茶だ、と心の中で思っていると、

「えーっと、やっぱり、神さま、晴れにしてくらさい!」

と訂正していた。

 うーん、お願いしなくてももう晴れそうなのに、アホだなあオマイさんは、とニヤニヤしながら、でも、お願い事がそんな、何かがほしい、とかじゃなくて、今、この瞬間の純粋な彼の気持ちで、とてもとても、尊敬した。五歳の彼は、いつもいつも、その一瞬だけを、生きている。お願い事?夏!とか、晴れ!とか。なんてすばらしいんだろ!

 そうして、ポツポツ、雨がやみはじめ、空は晴れ渡った。

 息子は、

「やったあ、お願い事が叶った〜。」

と、うれしそうだ。

「みんな、ボクがお願いして晴れたこと、知ってるかな!」

と得意げだ。

 家に帰り着くまで、自転車の後ろで、お願い、すぐに叶ったね〜〜、と、感慨深げだった。

 きっと、天気雨はお願いが叶う、と、彼の心にはしっかりとインプットされたはず(笑)。

 とにかく今日の雨上がりの様子は、はっとして自転車を止めてしばらく見入ってしまうくらいに、美しかった。

 写真を撮りたい、と思ったけれど、たぶんきっと、この美しさは映らないだろう、と、その風景を、心に焼き付けた。

2007年5月11日金曜日

日光

  
 家族3人で日光に行ってきた。

 GWはなにかと忙しく休みがなかったので、少し遅れての休暇。

 日光の、金谷ホテルというクラシックホテルに泊まった。





 わたしは、クラシックホテルが大好きだ。その趣き。たたずまい。何年か前に箱根の富士屋ホテルにも泊まったが、そこも最高だった。次は軽井沢の万平ホテルだな。

 日光では、まずホテルにチェックインしてから、日光東照宮にお参りしてまわり、






夜はホテルでゆっくり。参拝の間は、雲間から晴れ間が見えたりしてすべてが美しく、ホテルに戻ったらちょうど雨が降り出して、そのうち雷も鳴りだし、ホテルの窓からその美しい光と雨を眺めた。


 翌朝はすっきりと晴れ渡り、早朝五時半くらいに起きて、ホテルの美しいお庭を散歩した。風が強く、五月の新緑がわさわさと揺れて、とてもきれい。

 朝日のあたるダイニングでおいしいモーニングを食べて、チェックアウト後、東照宮よりもずっと上の方の、滝尾神社に出かけた。

 山みちを、40分くらい歩く。

 息子は、

 「足くんが、疲れた、って言ってる〜。」

などと弱音を吐きながらも、ちゃんと登った。

 その道のりは、とても素晴らしいものだった。

 人は誰ひとり通らず、光と、風と、木々のざわめき、そして時々、遠くで鳥の声。あとは、静寂。

 ときどき立ち止まっては、その美しさを、実感する。

 森に歓迎されている感じも、心なしか、する。






 ゆっくりと登って、たどり着いた滝尾神社は、とても静かな、でも確かになにかを感じる、すばらしい場所だった。


 わたしは、神社の神様に、あまりお願い事はしない。

 ただ、感謝の祈りを捧げるだけ。

 そこにいれること。その場所で感じることを、ただ感じるだけ。





 
 そんな時間を過ごして、ゆっくりと、帰路についた。

 
 予報では曇りだったけれど、ずっと、五月の美しい青空だった。ときどき、もくもくとした雲が通り。

 
 そうして、特急で浅草まで帰ってきて、せっかくだからと浅草寺にも寄り(ムコハンが大好きなのだ)、そこらの通りで一杯飲んで、吉祥寺に帰ってハモニカ横町でまた一杯飲んで、家に帰った。

 旅の間はただただ過ぎて行くけれど、戻ってみると、それはほんとに良い旅だった、と思える。もっとじっくりとその一瞬一瞬を味わっていたかったな、と思う。いつもそんなふうだ。

 旅の終わり。

 そして、また、美しい日常の、はじまり。
 
 

2007年5月10日木曜日

咲いた。



 一年くらい前だろうか、その頃の日記にも書いたのだが、ある朝、井の頭公園を散歩していて、ゴミが気になったので拾いながら歩いていたら、通りがかりのおじさんに、"感心ですねえ!"と、そのときおじさんが持っていたバラの花をもらった。

 しばらく部屋に飾って、なんとなく、鉢植えにその枝をさしておいたら、その枝、忘れたころに芽を出し始め、ぐんぐん伸びて、昨日、花が、咲いた。ただの枝だったのに。

 うれしい。

 美しい。
 

2007年5月8日火曜日

奎のたんじょう日

 昨日は息子、奎の5才の誕生日だった。

 奎の通う幼稚園はとても素敵な園で、園の子ひとりひとりの誕生日に、その子のためだけに、誕生祝いをしてくれる。その日だけは、その子の親も園の生活に入って、一緒に祝う。
 



 5本のロウソク、先生の言葉、みんなの歌、小さな花束、先生手作りの贈り物。ひとつひとつに心がこもっていて、奥深い、すばらしい体験だった。あんなにひとりひとりを大事にしてくれる園はなかなかないなあ、と実感。感動して、ちょっと涙が出た。


 夕飯は、小さなケーキにロウソクを無理矢理5本立てて(我が家はあまり甘いものを食べないのでショートケーキにしたのだ)、奎が吹き消し、夫がこねて焼いたハンバーグをみんなで食べた。





 夕飯の後にジイジバアバからの贈り物や、妹夫婦からの贈り物を開け、奎は大興奮。

 奎は、ぼく、うれしすぎて、ヘンな気持ちだ、と言っていた(笑)。

 彼の心にほっこりと、いつまでも残る想い出になるといいと思う。




 たくさんの愛に包まれて、奎は、すくすくと育っています。

 ありがとう。

 わたしにとっても、心に残る、素敵な一日でした。
 

2007年5月5日土曜日

カフェ・スロー

 カフェ・スローのライブは、スパン子のイベントだったのだが、肝心のスパン子が体調不良のため出演できないことになり、スパン子なしでの3組の出演になった。
 でも、スパン子からのメッセージが病院からメールで届き、それをパートナーのクマちゃんがステージで読むことで、『スパンコスモ』は、しっかりと成り立っていたと思う。彼女の思いは充分に、客席に伝わっていたと思う。

 イノトモコーナーでは、せっかくクマちゃんがいるので、急きょ、彼に飛び入りしてもらうことにした。





 そのセッションの楽しかったこと!
 わたしのやりたかったことは、こういうことなのだよ!
 その瞬間の、ワクワクしたやりとり。曲の中で、クマちゃんは、わたしの流れを読み取り、バッチリと合わせてくるし、それ以上に、やんちゃに、爆発する。終わりの合図なんか、いらない。びっくりした。何回も。

 次もぜったいクマちゃんとやるぞう、と心に誓った。

 スパン子、お大事に。
 こんな機会を用意してくれて、ありがとう。